サントリーホールにて、西本智実指揮×ピアノ:アレクサンダー・ルビャンツェフ、ベラルーシ国立響。(この組み合わせって、この間の爆クラ「美男クラシック」まんまやないかいな!!) ベラ響の弦は良く鳴りまるで、ボリショイバレエの群舞のごとく端正な情感。で、ルビャンツェフだが、いやー、不思議な感性。パッションと思わせぶりに走るほかはない、ラフマニノフ三番でのあのスキントーンのような中庸感は何なんだ?1 ブレイクから、主題に入るときのあの微妙なメゾピアノの音量の謎。ビル・ヴィオラの超スローモーションビデオ作品、「あいさつ/グリーティング」をふと思い出したが、クラシック音楽には、いまだ表現されていない演奏領域がある、という感じ。西本タクトは彼からズバズバ飛んでくるそんなような凄球を、非常に注意深く受け取りつつ、発散時には曲の美メロを信頼し最大出力。ふ〜。で、楽屋に行って、西本さんとパチリ。
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