ふ~。11月のフォト日記ざます。各種行事からセレクトしました。
それにしても、よくちょこちょこと出かけてますな。
10月31日
蜷川実花展
とにかく、プリントがキレイだったですね。スタイルを毅然と持ち続けることは、この表現多様化時代に置いて、いっそ、尊いし剛力。私もケイタマルヤマのプリントシャツ(実はパジャマの上)にて、会場に花を添えてみました。蜷川さんのドレスはプッチですかね。
マルチ・ギゼと倉成英俊~デザイナーズ・ウィーク@クラスカ
敬愛するバルセロナのアーティスト、マルチ・ギゼ(写真左から二番目)が今年もデザイナーズ・ウィークにやってきました。そこにいわゆる丁稚奉公していた倉成君(右から二番目)とともに。今回の彼の作品は、照明器具をSMの縄師のロープ結びでつったもの。たとえ、縛る対象がそのへんのテキトーなランプでも、結び目に異様な情感がこもるのが、超カッコよかった。黒いユーモアもあるわな。倉成君の「自分の誕生日の日めくりを注文する」企ては、コンセプト勝ち。別役実の作品みたい。この人の作品は演劇的でもあります。
11月4日
ハギエノ合同出版記念会@スーパーデラックス
榎本了壱さんと萩原朔美さんの著作の合同出版記念会は、ほとんど、寺山修司の天井桟敷関係者の集会となっておりました。もちろん、私は小学生からのテラヤマ少女。渋谷からバスに乗ると奇っ怪な天井桟敷のアトリエが見えて、子供心にワクワクしものでした。テラヤマワールドに欠かせない、憧れの女優、蘭妖子さんと記念撮影。とにかく、この方の声が凄いのよ。この時は詩を朗読なさったのだが、たとえば、レーモン・ルセールとか、一転して泉鏡花なんかをぜひ、この人の声で聞いてみたいのですが。
11月6日
マルチ・ギゼと飲み会@神田「玄気」
マルチが明日帰っちゃうので、飲み会。去年は恵比寿の寿司「松栄」だったが、今回は変化球を出してみました。一軒家改造系の中ではダントツにお気に入りの「玄気」へ。いかんせん、二日前に「天井桟敷」だったもんですから、気分は青森のお納戸っぽいところで酒が飲みたかったわけです。女性はバートナーのインガ。マルチのコンセプチュアルサイドを受け持つスゴ腕。縛りテーマならば、みやげは緊縛SM系のAVかな、とは思ったのですが、そこまでの深掘りかどうかは不明たったので、アラーキーの写真集を献上。アチラでは高価らしく、すごーく喜んでくれました。しかし、ここの焼酎ラインナップは凄い。しかし、倉成君はソフトボールの上野投手に似てるよね。
11月11日
今一緒に仕事をしているデザイナー集団レジーナの綱島君(左)と我が社の村松君。ななんと、この日ふたりは初対面なのに、アレキサンダー・リー・チャンの同じ緑の服を着て現れたんですよ。それどころか、もうひとりの松浦君と村松の写真家、兄が、けっこう仲の良い友達同士だということも判明。こりゃ、前世でなんか関係あるな。多分、全員アライグマの兄弟だったはずだ。
11月18日
ミシュラン2009記者発表@表参道ヒルズ
行ってきましたよ! 去年は「カンテサンス」三つ星でご満悦でしたが、今年は贔屓の「海味」が二つ星獲得で、案外ミシュランと気が合う私。その派手でエネルギッシュなたたずまいから、どうもグルメ関係者の間で取りざたされないのですが、味や流れは豊かかつ繊細、そして、魚の味を多様に引き出すよろこびがあって、私はかねてから一票だったのでコレは嬉しかったですね。快楽系や派手系だととたんに評価が低くなるのは、クラブカルチャー系に限らずニッポンの評論作法ですので、それをぶちやぶってくれたかな、と。そのあたりは、『アエラ』のコメントで触れさせていただきました。
11月23日
仮面舞踏会@センチュリーコート丸の内
マラヤン・ベジョスキーを迎え、意気軒昂のドレスキャンプのモデル美女たちが侍る仮面舞踏会。高校生の時、フィレンツェで買った仮面がこんな時に役に立つとは! (しかし、ほとんど大型のオウムですな)横の美女は、アクセサリーデザイナーのヨシコ・クリエーションのヨシコ氏。仮面なので挨拶されてもわからなかったら、耳元で「ヨ・シ・コだよ!」とハスキー声でささやかれまして、そのあまりの色っぽさに腰がヌケた私。下の写真はもちろん、野宮真貴嬢とヴィヴィアン。ちなみに、今宵のドレステーマは、皇女アナスタシアざます。今、文庫化された佐藤優の「国家の罠 ~外務省のラスプーチン呼ばれて」を読んでいるので、断然、ソビエトモードなのじゃ。
11月26日
三軒茶屋「オスカー」~「テラ」の地獄行き
私が敬愛する写真家、梅川義満とヘアメイクの富沢ノボルが、スタジオボイスでファッションページをやって、どうやら、仲良くなったらしい。それでもって企画された飲み会がこれざます。三茶の住人、ノボル氏が連れて行ってくれたのは、「オスカー」という端正かつ昭和にワープだ~系のバー。左下に見えるのはグラスを重ねて、水とウィスキーを対流させるマジック。そういえば、昔のバーではよくこういう趣向がありましたよね。私、子供の頃の記憶に父親のご相伴で行ったバーで、そんなような記憶があります。エントランスでノボル氏のコートを着ていただいて、フォトセッション。上品かつ遊び心があるマスターでありました。その後、久しぶりの「テラ」。途中からデザイナーの松本弦人も加わって、そうなると阿鼻叫喚。弦人とチークを踊っている横では、梅川がクダをまいていたり、ノボルはダンサー美女ふたりを侍らせて、盛り上がってたり・・・。でもですね。結局最後までいたのはこのアタシだったのだ。途中から、湯山、自らi phoneに入れた楽曲をDJしまくり、店主のコウさんとFM東京のヒトと3人で、まるで学生時の部室のごとくの品評会状態になってしまったのでした。今まで気がつかなかったのですが、この「テラ」、ワンスピーカーなのに、凄くいい音が出ている。特にアコースティックが最高。さすがコウさん、理科系! 家に着いたのはそれでもって朝の七時。ホントに、なにやってんだか・・・・。
ちなみにこの夜のベストは、Jeff Beckの「wired」から「Play with me」でした。このアルバムは高校生の時、オンタイムで聞いて、ものすごくヘビロテしたものですが、ハービー・ハンコックのシンセの音色が、青空のアシッド、というぐらいに異様に強烈に美しいんですよ。絵の具になめるとヤバイ、銅の青がありますが、そんな感じ。アシッドっぽい音楽はそれこそクラブ系にたくさんあるのですが、彼のこの曲の音色とフレーズのようなアナザーワールド感とは違う肌合いなんですね。
それにしても、よくちょこちょこと出かけてますな。
10月31日
蜷川実花展
とにかく、プリントがキレイだったですね。スタイルを毅然と持ち続けることは、この表現多様化時代に置いて、いっそ、尊いし剛力。私もケイタマルヤマのプリントシャツ(実はパジャマの上)にて、会場に花を添えてみました。蜷川さんのドレスはプッチですかね。
マルチ・ギゼと倉成英俊~デザイナーズ・ウィーク@クラスカ
敬愛するバルセロナのアーティスト、マルチ・ギゼ(写真左から二番目)が今年もデザイナーズ・ウィークにやってきました。そこにいわゆる丁稚奉公していた倉成君(右から二番目)とともに。今回の彼の作品は、照明器具をSMの縄師のロープ結びでつったもの。たとえ、縛る対象がそのへんのテキトーなランプでも、結び目に異様な情感がこもるのが、超カッコよかった。黒いユーモアもあるわな。倉成君の「自分の誕生日の日めくりを注文する」企ては、コンセプト勝ち。別役実の作品みたい。この人の作品は演劇的でもあります。
11月4日
ハギエノ合同出版記念会@スーパーデラックス
榎本了壱さんと萩原朔美さんの著作の合同出版記念会は、ほとんど、寺山修司の天井桟敷関係者の集会となっておりました。もちろん、私は小学生からのテラヤマ少女。渋谷からバスに乗ると奇っ怪な天井桟敷のアトリエが見えて、子供心にワクワクしものでした。テラヤマワールドに欠かせない、憧れの女優、蘭妖子さんと記念撮影。とにかく、この方の声が凄いのよ。この時は詩を朗読なさったのだが、たとえば、レーモン・ルセールとか、一転して泉鏡花なんかをぜひ、この人の声で聞いてみたいのですが。
11月6日
マルチ・ギゼと飲み会@神田「玄気」
マルチが明日帰っちゃうので、飲み会。去年は恵比寿の寿司「松栄」だったが、今回は変化球を出してみました。一軒家改造系の中ではダントツにお気に入りの「玄気」へ。いかんせん、二日前に「天井桟敷」だったもんですから、気分は青森のお納戸っぽいところで酒が飲みたかったわけです。女性はバートナーのインガ。マルチのコンセプチュアルサイドを受け持つスゴ腕。縛りテーマならば、みやげは緊縛SM系のAVかな、とは思ったのですが、そこまでの深掘りかどうかは不明たったので、アラーキーの写真集を献上。アチラでは高価らしく、すごーく喜んでくれました。しかし、ここの焼酎ラインナップは凄い。しかし、倉成君はソフトボールの上野投手に似てるよね。
11月11日
今一緒に仕事をしているデザイナー集団レジーナの綱島君(左)と我が社の村松君。ななんと、この日ふたりは初対面なのに、アレキサンダー・リー・チャンの同じ緑の服を着て現れたんですよ。それどころか、もうひとりの松浦君と村松の写真家、兄が、けっこう仲の良い友達同士だということも判明。こりゃ、前世でなんか関係あるな。多分、全員アライグマの兄弟だったはずだ。
11月18日
ミシュラン2009記者発表@表参道ヒルズ
行ってきましたよ! 去年は「カンテサンス」三つ星でご満悦でしたが、今年は贔屓の「海味」が二つ星獲得で、案外ミシュランと気が合う私。その派手でエネルギッシュなたたずまいから、どうもグルメ関係者の間で取りざたされないのですが、味や流れは豊かかつ繊細、そして、魚の味を多様に引き出すよろこびがあって、私はかねてから一票だったのでコレは嬉しかったですね。快楽系や派手系だととたんに評価が低くなるのは、クラブカルチャー系に限らずニッポンの評論作法ですので、それをぶちやぶってくれたかな、と。そのあたりは、『アエラ』のコメントで触れさせていただきました。
11月22日
fancy himパーティー@非常階段
話題のパーティーに、野宮真貴センセイブッキングのご贔屓、モモコモーションが出るというので、行ってきました。いやー、このクラブ。エントランスの感じだとか、ほとんど、ニューヨークかロンドンの小箱みたいで超格好良し。パーティーに来ている客もハイプで今、一番オモシロイ場所なんじゃないでしょうか。
11月23日
仮面舞踏会@センチュリーコート丸の内
マラヤン・ベジョスキーを迎え、意気軒昂のドレスキャンプのモデル美女たちが侍る仮面舞踏会。高校生の時、フィレンツェで買った仮面がこんな時に役に立つとは! (しかし、ほとんど大型のオウムですな)横の美女は、アクセサリーデザイナーのヨシコ・クリエーションのヨシコ氏。仮面なので挨拶されてもわからなかったら、耳元で「ヨ・シ・コだよ!」とハスキー声でささやかれまして、そのあまりの色っぽさに腰がヌケた私。下の写真はもちろん、野宮真貴嬢とヴィヴィアン。ちなみに、今宵のドレステーマは、皇女アナスタシアざます。今、文庫化された佐藤優の「国家の罠 ~外務省のラスプーチン呼ばれて」を読んでいるので、断然、ソビエトモードなのじゃ。
11月26日
三軒茶屋「オスカー」~「テラ」の地獄行き
私が敬愛する写真家、梅川義満とヘアメイクの富沢ノボルが、スタジオボイスでファッションページをやって、どうやら、仲良くなったらしい。それでもって企画された飲み会がこれざます。三茶の住人、ノボル氏が連れて行ってくれたのは、「オスカー」という端正かつ昭和にワープだ~系のバー。左下に見えるのはグラスを重ねて、水とウィスキーを対流させるマジック。そういえば、昔のバーではよくこういう趣向がありましたよね。私、子供の頃の記憶に父親のご相伴で行ったバーで、そんなような記憶があります。エントランスでノボル氏のコートを着ていただいて、フォトセッション。上品かつ遊び心があるマスターでありました。その後、久しぶりの「テラ」。途中からデザイナーの松本弦人も加わって、そうなると阿鼻叫喚。弦人とチークを踊っている横では、梅川がクダをまいていたり、ノボルはダンサー美女ふたりを侍らせて、盛り上がってたり・・・。でもですね。結局最後までいたのはこのアタシだったのだ。途中から、湯山、自らi phoneに入れた楽曲をDJしまくり、店主のコウさんとFM東京のヒトと3人で、まるで学生時の部室のごとくの品評会状態になってしまったのでした。今まで気がつかなかったのですが、この「テラ」、ワンスピーカーなのに、凄くいい音が出ている。特にアコースティックが最高。さすがコウさん、理科系! 家に着いたのはそれでもって朝の七時。ホントに、なにやってんだか・・・・。
ちなみにこの夜のベストは、Jeff Beckの「wired」から「Play with me」でした。このアルバムは高校生の時、オンタイムで聞いて、ものすごくヘビロテしたものですが、ハービー・ハンコックのシンセの音色が、青空のアシッド、というぐらいに異様に強烈に美しいんですよ。絵の具になめるとヤバイ、銅の青がありますが、そんな感じ。アシッドっぽい音楽はそれこそクラブ系にたくさんあるのですが、彼のこの曲の音色とフレーズのようなアナザーワールド感とは違う肌合いなんですね。
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