●6月10日
フランソワーズ・モレシャン女史と瀬古篤子女史と表参道「ブノア」でランチ。時たま、メートルとフランス語で会話するお二人の側にいると、まるで自分が一条ゆかりの漫画の主人公になった気分ではあります。しかし、昼の「ブノア」は本当に気持ちがいい。緑の温室系、というのは、私の「最もヨワい環境100選」のトップスリー。代官山の八幡通り沿いに在った旧「トムズメーン・サンドイッチ」のカウンターの午後を思い出しましたね。
●6月12日
戯曲をもとに俳優が演じたものをダンス(身体)に置き換えていくという、タンツテアターを行っている、富士山アネットの長谷川寧君。ラーメンズではない。彼の作品をこの夏、二度見たのですが、「ダンス表現の革新」は本当に難しいですよ。ギエムのようなハイパーテクか、もう、肉体の存在の見え方だけのコンセプトものか・・・・・。長谷川君、その辺で戦っております。
●6月27日
フランソワーズ・モレシャン宅のお食事会にお招きいただきました。しかし、この夏は、よくモレシャンと会ってますなー。彼女がかつてフランス語で書き、本国で話題になの翻訳もされた「ラ・外人」は古書必読。彼女の「モレシャンですぅ〜」というタレントのパブリック・イメージからは遠い、ハードボイルドな半生とタフさ、そして、「全く違うのにひかれ合う」フランスと日本のリアル実例を知ることができます。しかし、人をお呼びしてもいい自宅、というのは、こういう空間のことを言いますよね。彼女のおばあさんが使っていた椅子、なども置かれて、いちいちカッコいい。戻ってから、一日かけて、一階のキッチンと居間のものを大量廃棄しましたよ。
●6月25日
銀座のシャネルビルの上にある、アラン・デュカスの「ベージュ」。その屋上は特等席として知られていますが、そこを開放して「ベージュ」出入りの地方の生産者たちのマルシェが行われました。縁日気分で大変楽しくまた、いろいろ、勉強になりましたね。特に卵。米を飼料にした鶏の卵の黄身は薄く、クリーム色なのですよ。味もあっさりしている。これ、全く牛乳と同じで、いわゆる今まで慣れ親しんできた"風味"が実は本来のものではない、というのは、エコ飯の基本中の基本です。生産者の方々はどの方も、自分の言葉があり、製品に関しての見識と愛情が豊富ですが、取り次ぎの問屋のような中間業者の出店の人の多くは、完全に意識が"名刺の肩書きが商売になりそうな人"に行ってしまっており、また、いろいろ質問しても、はっきりした答えが返ってこない。(ということは、あんまり情熱がないんだろうねぇ)いわゆる、問屋、代理店商売はインターネットの時代、危機に瀕しておりますが、まあ、その実感をさらに得た感じですかね。
●7月1日
池袋にある東京芸術劇場の「野田秀樹芸術監督就任・記念プログラム発表記者会見」をPR、運営も含め、我が社ホウ71がお仕事させていただきました。あえて、劇場ロビーを使って、劇場の空気に触れていただくという企て。
●7月9日
トランプルームにて、ドラァグクィーンの知性派の雄、ヴィヴィアン佐藤の誕生日。久しぶりに踊ったなー。野宮真貴さん、歌っちょります。
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