女の品行というものは、男が思っている以上に乱れているが、
同時にまた、男が思っている以上に清潔だ。(織田作之助)
本日、4月22日に飛鳥新社から発行の著作『ビッチの触り方』が出版されました。
内容はと言いますと、このタイトルから一目瞭然のごとくの、現代ニッポンのビッチ論考。
現代女性の今どきセックス事情。まあ、帯にも記しましたが、「ananのセックスでキレイになる。から13年後の真実!」 というものが一番正しいかもしれません。
思えば私の本の数々は、初出の『女ひとり寿司』から、「事件は会議室で起きているんじゃない! 現場だ」@踊る走査線、な路線が大変に多いんですね。
私自身が女性なので、この”性関係”は現場中の現場。各種調査などでは、昨今、処女や童貞率が上がっている、と取りざたされますが、その一方で、それと真逆の性欲旺盛タイプが急増しているということも事実。 (どちらにせよ、今、社会のいろんなところで起きている二極分化のパターンですね)
今、食の草食たるマクロビオティックが人気があるのも、さんざん美食飽食をやった後の贖罪か? という感じにも似ているし、パソコンによってあまりにもイージーにエッチ画像を見られるようになったことの影響かもしれません。(男性の方は、それによって、リアル社会の面倒くさいセックスから逃避し始めましたが……)。
婦人公論の別冊その名も「快楽白書」が売れに売れたり、朝のNHK番組でセックスレスが取りざたされたり、多い少ないどちらにしろ、セックスは現在、日本女性の大いなる強迫観念になってきています。
ということで、この本は「旺盛な方」に重点を置きながら、『女装する女』『四十路越え!』『四十路越え!<戦術篇>』で通奏低音のように流れていた、セックスに関する内容を、近過去の歴史や社会の実情と会わせて分析したみました。
私の書き下ろしテキストに加え、ひなきみわさんのエロ可愛いイラストによる、当世ビッチ事情16種考に、岩井志麻子さん、松沢呉一さんとの対談も収録しており、多方面からのビッチに"触って"おります。
セールスポイントを申し上げますならば、以下の通り。
①最近街で見かける、どう考えても立ちんぼじゃないか? と思われる、ホアーな格好の娘さんたちの真相がわかる。
②ビッチになぜ女性たちが憧れるのか、という”なんとなく”のムードの理由がわかってスッキリする。
③「ああいうオンナ、いるよね!」と、飲み会の話のネタになる。
④連続不審死事件容疑者、木嶋佳苗の存在に納得がいく。
⑤世の中の女性はみなビッチだ、という想いに至る。
ご予約、ご購入は
http://www.amazon.co.jp/ビッチの触り方-湯山玲子/dp/4864101671
みなさまの本棚、ベッドサイドの一冊に加えていただければ、幸いでございます。
最近のコメント