もうちょっとの明日、5/1に私の新作書籍『ベルばら手帖 マンガの金字塔をオトナ読み』が発売されます。これ、現在でも雑誌ギンザに絶賛連載中なのですが、今年は宝塚でベルばらの演目が再演され、盛り上がり必須なので急遽まとめることになったという経緯。
男が戦艦ヤマトやガンダムを心の中に住まわせているとしたら、女はオスカルとアントワネット。その国民的たる名作は、オトナになって読み返してみると、これが相当面白い。まずは、オスカルは素晴らしい漢(オトコ)だが、実はアンドレとイタすに当たっては、完全に誘う女だったんですよ。
デュバリー夫人は本能的なギャルだし、ポリニャック夫人はバブル期入社の出世コース女、とかね! 少女の頃はヌメヌメしたキモい男と遠ざけたジェローデルが、実はセクシーで実力ある男と判明したり・・・・。
『大奥』のよしながふみさんと萌えどころをさぐり、フランス文学者鹿島茂さんにフランス宮廷のヤリマン事情(そうは書いていませんがw)を、脳科学者の苫米地さんには王族のカリスマの仕掛けを伺って、当時の宮廷料理を再現したり、ルソーの一般意志まで言及しちゃっている、充実ぶり。
ワタクシ、かつて雑誌編集者だっただけに、こういうバラエティー感のある本はことのほか気に入っているんですよ。
情報量もたっぶり。ベッドクショにも最適な一冊なので、一家に一冊お求め下さいませ〜。アマゾンで買えマッス。
http://www.amazon.co.jp/ベルばら手帖-マンガの金字塔をオトナ読み-湯山-玲子/dp/4838725418
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