クラシック音楽をクラブの爆音で聴く「爆クラ」。2013年の最初のゲストは、ゲームクリエイターの飯野賢治さん。
90年代半ばのゲーム業界で、ハイクオリティーな映像と映画を意識した構成が話題となりたヒット作『Dの食卓』をはじめとして、音だけでプレイする『リアルサウンド~風のリグレット』など、世界のゲーム業界を激震させてきた飯野さんは、実は、少年時代にブラバンで金管楽器をてにしたときからの大のクラシックファン。ゲームに映画や音楽、そして哲学的概念も取り入れて独特の表現を作ってきた彼とともに体験する今回の爆クラは、クラシック音楽に込められた「物語性」を追究していきます。
クラシック音楽には、定番の構成手法があります。たとえば、ソナタ形式。最初に序奏があって、その後に最初のテーマメロが出てきて、展開して、もう一回テーマメロが再現されて、エンディングを迎えるといったような構成は、小説や物語の世界でよく言われるところの、起承転結にかたちが似てもいます。
「人は何に感動するのか?!」という問いに関しては、いろんな分析がありますが、神話として残されているものの共通点などを考えると、「人が見たり聞いたりするときに必ず納得する」展開というものが確実にあるのだろうと思います。ゲームクリエイターとして、その奥義を扱った飯野さんによる、「物語性から見たクラシック」というお題。2013年の初頭から、これ一冊、本になりそうな高密度の一夜になりそうな予感ですよ!
教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験し てほしい、この爆音音浴。生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代の テクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能して下さい。
●プログラム(予定)
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湯山玲子presents
爆クラ <第19夜>「 クラシックとその物語性について・・・・」
1月16日(水) 音楽実験室 新世界【六本木通り沿い。西麻布と六本木の間、ディスコa-lifeの並び】
door open 19:15 start 20:00
¥1,500+ドリンクオーダー(学割)
予約をぜひ!
http://shinsekai9.jp/2013/01/16/bakukura19/
ゲスト: 飯野賢治(いいの けんじ)
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